妖精界

光の魔法少女と鎖を中継する「妖精」が本来住まうとされている世界。魔法少女や人間が暮らす人間界とは表裏一体で、実は鎖が繋いでいるのはこの妖精界と人間界である。
妖精界は「非現実」が世界を包んでおり、人間界が「現実」なのは鎖によってバランスが保たれているから。
だが然し、この妖精界は現在崩壊寸前の状態となっている。

今まで妖精界は黒い男神・アシーエルと白い女神・セレーネによって守護されていたが、ある日アシーエルが忽然と姿を消す。その数時間後、アシーエルの「魔法」と「魔術」によって妖精界は攻撃を受ける。セレーネの決死の「魔法」と「祈り」で破滅は逃れられたが、2柱は相打ち。アシーエルは死亡、セレーネは瀕死という結果を招いてしまう。
神を失った妖精界は大混乱になる。そんな中、アシーエルが最期に遺したとされる世界滅亡へのタイムテーブル『終焉書』が見つかる。セレーネを強く慕っていた妖精数名は、『終焉書』を阻止するべく人間界へと旅立つのだった──
セレーネ
白い月の女神
魔法と祈りを司り、白い影と妖精界を守護していた。
現在は瀕死状態、学者の妖精達が必死に延命と回復の術を探っている。

アシーエル
黒い太陽の神
魔法と魔術を司り、黒い光と妖精界を守護していた。
突如妖精界を攻撃し、崩壊寸前へと追い込む。
既に死亡している。

この2柱は夫婦だった。
子供が1柱いるとの噂があったものの、現在までその姿も具体的な話も無し。